ダミアン・ハースト 桜
ダミアン・ハースト 桜、2021年、24分55秒
HENI、ダミアン・ハースト、カルティエ現代美術財団によるドキュメンタリー・フィルム
制作:カルティエ現代美術財団
展覧会概要
イギリスを代表する現代作家であるダミアン・ハーストは、30年以上にわたるキャリアの中で、絵画、彫刻、インスタレーションと様々な手法を用い、芸術、宗教、科学、そして生や死といったテーマを深く考察してきました。最新作である〈桜〉のシリーズでは、19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった西洋絵画史の成果を独自に解釈し、色彩豊かでダイナミックな風景画を完成させました。それはまた、1980 年代後半以降、継続的に抽象絵画を制作してきた作家にとっては、色彩や絵画空間に対する探究の大きな成果でもあります。大きいものでは縦5 メートル、横7メートルを超える画面に描かれた風景は、儚くも鮮やかに咲き誇る桜並木の下に身を置いた時のように、私たちを幻想的な世界に誘います。
2021年、カルティエ現代美術財団は本シリーズを世界で初めて紹介し、高く評価されました。この度、春には満開の桜がお客様をお迎えする国立新美術館に、国内で初めてのハーストの大規模な個展が巡回します。本展覧会のために、107点から成る〈桜〉のシリーズから作家自身が24点の大型絵画を選び、展示空間を作り上げます。コロナ禍で閉塞感を抱いていた多くの人々に絵画表現の魅力を存分に楽しんでいただける機会になれば幸いです。
会 期 |
2022年3月2日(水)~5月23日(月)
毎週火曜日休館 ※ただし5月3日(火・祝)は開館 |
開館時間 |
10:00~18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
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会 場 |
国立新美術館 企画展示室2E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
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主 催 |
国立新美術館、カルティエ現代美術財団 |
共 催 |
日本経済新聞社 |
観覧料(税込) |
当日 |
1,500円(一般)、1,200円(大学生)、600円(高校生) |
- 中学生以下は入場無料。
- 障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料。
- 新型コロナウイルスの感染予防・拡散防止のため、本展では高校生無料観覧日を実施しないことといたしました。
- チケット取扱い:国立新美術館(3月2日から販売、開館日のみ)、オンラインチケット(2月24日16時から販売)

- 新型コロナウイルスの感染予防・拡散防止のため、本展では団体券の販売をしないことといたしました。
- 学校等の教育活動でのご来館については こちら をご覧ください。
- 会期中に当館で開催中の他の企画展および公募展のチケット、またはサントリー美術館および森美術館(あとろ割対象)で開催中の展覧会チケット(半券可)を国立新美術館チケット売場(展示室入口)で提示された方は、本展覧会チケットを100円割引でご購入いただけます。
- 国立美術館キャンパスメンバーズ加盟の大学等の学生・教職員は本展覧会を学生1,000円、教職員1,300円でご覧いただけます。国立新美術館チケット売場(展示室入口)でお求めください。
- その他の割引などお得な情報は こちら をご覧ください。
- 会場での観覧券購入に次のクレジットカードと電子マネー等がご利用いただけます。
クレジットカード:UC、MasterCard、VISA、JCB、AMEX、Diners Club、DISCOVER
電子マネー:Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)、ICOCA(イコカ)等、iD その他:J-Debit、銀聯
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お問合せ |
050-5541-8600(ハローダイヤル) |
作家プロフィール
ダミアン・ハースト Damien Hirst
1965年、英国ブリストル生まれ。リーズで育ち、1984年からロンドン在住。
1988年、ゴールドスミス・カレッジ在学中に、学生と共に作品を展示した「フリーズ」展を主催。同展はハーストだけでなく、その他の新進アーティストのキャリアをスタートさせるきっかけになるとともに、「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBAs)」の誕生を示すものとなった。1995年にはターナー賞受賞。彫刻、インスタレーション、絵画、ドローイングといった創作活動において、生と死、過剰さ、儚さといったテーマを探求する。これまでに2012年にはロンドンのテートモダンにて大規模回顧展となる「ダミアン・ハースト」展、ヴェネツィアのパラッツォ・グラッシおよびプンタ・デッラ・ドガーナにて2017年に「難破船アンビリーバブル号の宝物」展、2021年パリのカルティエ現代美術財団で「ダミアン・ハースト 桜」展を開催。日本では2008年の「英国美術の現代史:ターナー賞の歩み」、2009年の「医学と芸術:生命と愛の未来を探る」(共に森美術館)などへの出展歴がある。
〈桜〉のシリーズは、美と生と死についての作品なんだ。それらは極端で、どこか野暮ったい。愛で歪められたジャクソン・ポロックみたいにね。〈桜〉は装飾的だが、自然からアイデアを得ている。欲望、周囲の事柄をどのように扱い、何に変化させるのかについて、さらに狂気的で視覚的な美の儚さについても表現している。〈桜〉は快晴の空を背にして満開に咲き誇る一本の木だ。スタジオの中で色彩と絵具に没頭するのはとても気分がいい。〈桜〉はけばけばしく、とっ散らかっていて、儚い。そして、私がミニマリズムや想像上の機械仕掛けの画家であるというイメージから離れたことを示していて、とてもわくわくするものなんだ。
——ダミアン・ハースト
障がいのある方へのご案内
障がいのある方のための特別鑑賞会
メトロポリタン美術館展&ダミアン・ハースト 桜
日付 |
2022年5月17⽇(火) |
時間 |
展覧会によって入場できる時間が異なりますのでご注意ください。
メトロポリタン美術館展 10:00〜16:00(最終入場15:30)
ダミアン・ハースト 桜 10:00~14:30(最終入場14:00)
※入場は事前予約による時間指定制です。観覧時間の制限やお客様の入れ替えはございませんので、ゆっくりご観覧いただけます。
※ご予約は先着順で、おひとり1回までお申込みいただけます。より多くの方にご観覧いただくため、重複してのお申込みはご遠慮ください。 |
対象 |
⾝体障害者⼿帳・療育⼿帳・精神障害者保健福祉⼿帳・被爆者健康⼿帳などをお持ちの⽅と、その付添の方(原則1名まで)、各入場時間につき600組程度
※ご予約は先着順です。入場時間ごとに定員に達し次第、締め切りとさせていただきます。 |
参加費 |
無料(対象の手帳を当日ご提示ください) |
予約方法 |
こちらのフォームより、下記受付期間中にお申込みください。 募集終了しました |
予約受付期間 |
2022年5月9日(月)10:00~5月16日(月)12:00まで
※期間外のお申込み、フォーム以外からのお申込みは受付できません。
※定員に達した場合は、締め切り前でも予約受付を終了させていただきます。
※予約受付後、受付完了のEメールをお送りいたします。当⽇はそのメールを印刷した紙、またはスマートフォン等のメール受信画⾯を受付で提示してご入場ください。 |
ご予約に際してのお願い |
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入場時間について
予約時に以下のいずれかの入場時間をお選びいただきます。予約した時間の変更はできませんのでご注意ください。(例 ①の場合、10:00~12:00の間に入場)なお、③の時間帯はメトロポリタン美術館展のみの入場となりますのでご注意ください。
① 10:00~12:00(メトロポリタン美術館展、ダミアン・ハースト 桜、両方入場可)
② 12:00~14:00(メトロポリタン美術館展、ダミアン・ハースト 桜、両方入場可)
③ 14:00~15:30(メトロポリタン美術館展のみ入場可)
※退場時間は自由です。観覧時間の制限やお客様の入れ替えはございませんので、ゆっくりご観覧いただけます。
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付添者・障がい者駐車場・車椅子の貸出について
- 付添者は原則として1名までですが、外出に2名必要とする場合には申し込みフォームの「付添者の有無」欄の「有2」を選び、「備考」欄に理由をご記載のうえお申し込みください。
- 駐⾞スペースが必要な方は申込フォームで「要」を選んでください。駐車スペースには限りがありますので、できるだけ公共交通機関をご利用ください。(地下鉄千代田線乃木坂駅6出口から直結通路でご入館いただけます。)満車の場合は、ご利用をお待ちいただくか、近隣の有料駐車場をご利用いただきますようお願いいたします。
- 車いすの貸し出しをご希望の方は申込フォームの備考欄にその旨をご記入ください。台数に限りがありますので、ご利用をお待ちいただく場合があります。
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個人情報について
- 申し込みフォームにご入力いただいた内容は暗号化されて送信されます。
- 個人情報は、本プログラムの実施および連絡のためにのみ利用し、それ以外の目的での利用はいたしません。また、当館の外部への提供なども一切行いません。
- 施設からのお申し込みも可能です。詳細は申し込みフォームをご覧ください。
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予約の受付完了について |
フォームに必要事項を入力後、「送信」ボタンをクリックしてください。「回答が送信されました」の画面が出たら、申込み完了となります。ご入力いただいたEメールアドレス宛に「inclusive.nact@artmuseums.onmicrosoft.com」から受付完了のメールが届きますので必ずご確認ください。
受付完了のメールが届かない場合は、迷惑メールと認識されている可能性がありますので、迷惑メールフォルダをご確認ください。
迷惑メールフォルダにも見当たらない場合は、お申し込みされたお名前と電話番号を明記のうえ、inclusive.nact@artmuseums.onmicrosoft.com宛にメールをお送りください。 |
その他 |
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関連イベント
鑑賞ワークショップ「ダミアン・ハーストの桜を見る ハーストは何を描いたのか?」
ダミアン・ハーストの描いた桜のシリーズを鑑賞し、見て、感じたありのままを少人数のグループに分かれてディスカッションします。自分に見えたもの、他者に見えたものを共有し、ハーストが何を描きたかったのかについて思いめぐらし、深い鑑賞を試みるワークショップです。絵は好きだけど、どう見たらいいのかわからない、自分が見て感じたことが、正解なのかどうか自信がない。そんな風に感じる方、ぜひ複数の人と一緒に作品を鑑賞してみてください。国立新美術館の教育普及室のスタッフがナビゲートします。
日時 |
4月16日(土)14:00~16:30 |
会場 |
国立新美術館 企画展示室2Eおよび講堂 |
対象・定員 |
中学生以上・定員16名(要事前申し込み・先着順) |
申し込み方法・締切 |
ご参加には事前申し込みが必要です。
受付は先着順とし、定員に達し次第、募集を終了いたします。
申し込みフォーム締切:4月13日(水)12:00 募集終了しました |
参加費 |
無料
※ただし、「ダミアン・ハースト 桜」の当日有効の観覧券が必要です。
当日のご購入は混雑が予想されますので、オンラインでの事前の購入をお願いいたします。
中学生の方は観覧無料ですのでチケットの購入は不要です。
オンラインチケットの購入はこちら
※ワークショップ終了後、当日に限り、再入場ができます。 |
プログラム(予定) |
見る(展示室) 展示室でひとりひとり作品を見る
話す(講堂) 見て感じたままをグループで話し合う
聞く(講堂) 作品やハーストについての知識を得る
見る(展示室) 展示室で再度作品を見る
休憩
話す(講堂) 最初に見た時と次に見た時とでどう見方が変わったか話し合う
共有する(講堂) 最後に自分なりの見方を他者と共有する |
その他 |
- ご参加にあたり、なんらかの障害などをお持ちの方で、美術館側のお手伝いを必要とされる方は、ご相談に応じますので、申し込みフォームの備考欄にご要望内容をご記入のうえ、お早めにお申し込みください。
- 新型コロナウイルス感染症予防のための十全な措置を講じて実施いたしますが、感染拡大の状況によっては、延期または中止とする場合がございますので、予めご了承ください。
- ご参加にあたりましては、こちらの国立新美術館の感染症予防対策と、お客様へのお願いをご確認くださいますようお願い申し上げます。
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