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ID:79810

ゴジラとは、何か。

ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展 GODZILLA 70TH ANNIVERSARY GODZILLA THE ART EXHIBITION

ゴジラ×現代アートの大規模展覧会

Venue

森アーツセンターギャラリー

Mori Arts Center Gallery

Period

2025.4.26[土]ー6.29[日]

Exhibition Outline

ゴジラとは、何か。 ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展 ゴジラセイタン70シュウネンキネン ゴジラ・THE・アートテン

GODZILLA 70TH ANNIVERSARY GODZILLA THE ART EXHIBITION

いまだかつて見たことがないゴジラ

2024年に生誕70周年を迎えたゴジラは、誕生からいまに至るまで数々の映像作品として描かれてきました。それぞれの時代を象徴しながら、手がける監督によって異なる存在として我々の前に姿を現してきたゴジラを一言で定義することはできません。
この『ゴジラ・THE・アート展』は映画の枠を超えた多様なアートによってゴジラを表現する展覧会です。現代に生きる国内外のアーティストたちが「ゴジラとは、何か。」という問いに対し、自身の答えをアート作品として展示します。

ゴジラ・THE・アート展開催に寄せて
ゴジラは、2024年に生誕70周年を迎えるそうだ。そう言っている私は85歳。ゴジラより年上だ。その全てを知っている世代の生き残りは数少ない。それがこのゼネラルプロデューサーを任された意味だ。長く生きているだけで思いがけない役割が降ってくるのが人生だが、ゴジラの人気もまた、長く続いたものだ。
私にとってゴジラとはなんだっただろうか。考えてみれば「災害」の象徴として終始あったように思う。1954年、最初の映画「ゴジラ」の背景には、水爆事故や環境汚染への問題提起の姿勢が作者にあったというが、その9年前の1945(昭和20)年に、原爆投下と戦争の終焉を経験した日本人は、なにを考えていただろう。
『ゴジラ』公開時に高校生だった私は、映画そのものというより、社会の空気としてゴジラを受け止めていた。だから、ゴジラは、地震や台風といった自然災害も含めた、災害のもたらした歴史や文化、歴史的に日本にある空気の象徴として、私の中にある。なにかうまくいえない、その形にならないものがゴジラとして姿を成し、動き出す。
ゴジラは言葉を発しないが、日本で650年続いている能の構造にも似ている。能では、幽霊が経験した哀しみや修羅を語って、聞く人の共感を得ることで鎮魂され、いつしか消えていく。能における幽霊は再び現れることも多いが、その語りを聞くこちらにもまた、鎮魂、そして再生の気運が生まれる。圧倒的な破壊を行うゴジラも同じだ。必要な場所を訪れて、破壊し、何かを諭したかのように去っていく。日本で繰り返し必要とされるのは当たり前なのだ。ゴジラは、忘れがちな何かを教えてくれている。
人々は「ゴジラ」を概念で理解し、これまでの映画制作者やゴジラに関わった表現者は自分の頭の中の具体的な「the ゴジラ」を表現してきた。その集積が今の形にならない概念、「ゴジラ」となった。時代の空気の象徴として、ゴジラを現代に更新し続けられること自体が、ゴジラの概念が強靭であることの表れだ。それが、他のキャラクターとゴジラの違うところなのだろう。
文明社会が言葉によって同質性を高め、「同じ」の世界を求める一方で、芸術は世界の違いを感覚で呼び戻す作用がある。言うなれば文明の解毒薬だ。同じものが一つもない世界で優れたもの、それが芸術作品となる。
本企画の名前は「GODZILLA “THE” ART」だ。企画参加者のそれぞれの独自の「the ゴジラ」を描き出すことが、その意義であり、おもしろみでもあるように思う。それぞれの表現者が自身の「the ゴジラ」を追求することで、新たな「ゴジラ」が立ち上がる。
海外でも非常に愛されているというが、2016年に公開された庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」では、今私が住む鎌倉の界隈が電信柱ごと見事に踏み潰されていて、あっぱれでさえあった。この破壊のあと、私たちはそこになにをまた生み出すのか、どう再生していくのか。今、なにがアートに求められているのか。ゴジラはずっと無言で問いかけている。
2023年6月
ゼネラルプロデューサー 養老孟司

Organizer
朝日新聞社、PARCO、東宝
Sponsership and Cooperation
|協賛|DNP大日本印刷、鹿島建設
|ゼネラルプロデューサー|養老孟司
Closing Days
会期中無休
Opening Hours
10:00 ~ 19:00
※4月26日(土)ー5月6日(火)までの全日、金・土は20:00 ※入館は閉館の30分前まで
Admission (tax included)
通常チケット
平日券 一般/大学・専門学生 2,200円 高校・中学生 1,500円 4歳~小学生 500円
土日祝 一般/大学・専門学生 2,500円 高校・中学生 1,600円 4歳~小学生 600円
※日時指定の事前予約が可能です(各入場時間枠、枚数に達し次第販売終了)。※障がい者手帳をお持ちの方は半額、付添の方1名まで無料。チケットカウンター(六本木ヒルズ森タワー3階)にお越しください(当日分のみ)。

スペシャルチケット 数量限定
「GODZILLA THE ART限定 ムービーモンスターシリーズ ゴジラ(1954)雛型」付きチケット
ゴジラシリーズ第1作『ゴジラ』(1954)に登場するゴジラの造形を検討するために作られた雛型を再現したフィギュア(税込定価4,620円)とのセット券。現在の姿とは違うデザインから、ゴジラの原点を感じることができます。
平日券 6,400円 土日祝 6,700円
セット券で買うとチケット料金が420円お得!!
※一般、大学・専門学生のみ
※「GODZILLA THE ART限定ムービーモンスターシリーズ ゴジラ(1954)雛型」は展覧会特設ショップでも販売予定です。

ゴジかラ割チケット
5月7日(水)~30日(金)までの平日夕方5時以降、平日券の料金から500円割引‼
平日券 一般/大学・専門学生 1,700円 高校・中学生 1,000円 4歳~小学生 無料
Exhibition Website
https://godzillatheart.com/exhibition/[Open in new window]

Events

参加アーティスト佐藤朋子によるパフォーマンス講演をはじめ、会期中に特別イベントを開催!
展覧会の開催を記念して、六本木ヒルズ店舗とのコラボレーションアイテムや限定グルメも登場!

チケット情報、イベント、グッズなど詳細は展覧会公式サイト、X、Instagramをチェック!

Access Information

森アーツセンターギャラリー モリアーツセンターギャラリー

Mori Arts Center Gallery

Address
〒106-6150
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
Website
https://macg.roppongihills.com/jp/[Open in new window]
Updated Date:2025.6.19
Created Date:2025.6.17

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