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ID:52391

やきものを分析する -釉薬編- Analysing Pottery -Glazes-

あの釉薬(ゆうやく)、解明中です。

Venue

兵庫陶芸美術館

The Museum of Ceramic Art, Hyogo

Period

2016年12月10日[土]-2017年2月12日[日]

Exhibition Outline

やきものを分析する -釉薬編- ヤキモノヲブンセキスル -ユウヤクヘン-

Analysing Pottery -Glazes-

やきものは、人類が化学変化を意識的に応用し、生みだしたといわれていますが、現在に至るまでには、形や色合い、装飾などにさまざまな技術が取り入れられ、変化してきました。やきものの製作過程を紐解いてみると、素材となる粘土や陶石などを採掘し、不純物を取り除いて精製したのち、成形作業へと移っていきます。成形されたうつわは、その後、器面に装飾が施され、焼成作業へと進んでいきますが、装飾においては、器面をカンバスに見立てて、写実的あるいは図案化して描かれる絵付けや、釉薬によって色彩豊かに色付けされた平面的な装飾とともに、器面への彫り込みや貼付け、型から写しとるなどの立体的な表現もみられます。
器面を装飾し、彩りを添えることは、やきものが誕生してまもなく始められており、世界で最古ともいわれる縄文土器には、縄目の文様だけでなく、火焔土器などにみられるような立体的な突起物の他、朱漆やベンガラなどで彩色された土器も発見されています。これら日常生活の道具のひとつであるやきものを飾る行為は、世界各地で広く行われており、釉薬が施されたやきものは、エジプトでは約五千年前に、中国では約三千五百年前につくられたといわれています。釉薬を使用することは、当初、器面が被膜に覆われることで、液体などの漏れを防ぐとともに、強度を高くするなどの実用的な目的で始まったと考えられます。しかし、次第に装飾的な要素が加わり、その多彩な色合いや光沢は、玉器や漆器、鉄製品などの素材を代替するようにもなり、青磁や灰釉、鉄釉など、さまざまな釉薬が生みだされ、多くの人々を魅了してきました。
この展覧会では、やきものの製作過程の中から、器面を彩るさまざまな色合いを生みだす釉薬に焦点をあて、その歴史や特徴を当館の古陶磁および、現代陶芸コレクションを通してご紹介します。また、釉薬の成分を化学的に分析するとともに、再現していく過程をわかりやすく解説することで、釉薬の奥深さを感じていただければ幸いです。

Organizer
兵庫陶芸美術館、神戸新聞社
Sponsership and Cooperation
《後援》兵庫県、兵庫県教育委員会、篠山市、篠山市教育委員会、丹波市、丹波市教育委員会、(公財)兵庫県芸術文化協会、(公財)兵庫県国際交流協会
《協力》丹波立杭陶磁器協同組合
Closing Days
月曜日、12月31日[土]、1月1日[日・祝]、1月2日[月](但し、1月9日[月・祝]は開館、1月10日[火]は休館)
Opening Hours
10:00 ~ 18:00
*入館は閉館時間の30分前まで
Admission (tax included)
一般 600(500)円、大学生 500(400)円、高校生 300(200)円、中学生以下無料
*( )内は、特別割引および、20名以上の団体料金です。
*65歳以上の方は半額になります。障害のある方は半額、その介助者1名は無料になります。
*17:00以降に観覧される場合は夜間割引になります。 (一般300円、大学生250円、高校生150円)
*特別割引券はローソンチケット、ミニストップ(Lコード53957)、セブンイレブン(店頭マルチコピー機セブンチケットより)で2月11日(土)まで販売。
Exhibition Website
http://www.mcart.jp/exhibition/e2804/[Open in new window]

Events

◎ギャラリートーク
担当学芸員による展示解説
《日時》2016年12月24日(土)、2017年1月7日(土)、1月21日(土)、2月4日(土)
*いずれも11:00より(観覧券が必要です)

◎探検美術館
“世界に一つだけのツアー”
普段入ることのできない美術館の裏側に潜入
《日時》2016年12月17日(土)11:00~11:45
《場所》当館展示棟・管理棟他
《対象》小学5年生~中学生 15名
*事前申込制(先着順)
*定員に達し次第、募集終了
(応募状況はHPで確認できます)

◎星空鑑賞会
“丹波ノムコウ”
移動式プラネタリウムと丹波の夜空を観賞
《日時》2016年12月17日(土)15:30~18:30
《場所》当館研修棟・レストランウッドデッキ
*事前申込制(定員40名、先着順)
*定員に達し次第、募集終了
(応募状況はHPで確認できます)

◎ワークショップ(全2日間)
釉薬づくりに挑戦!
~灰から出来る丹波イガ栗釉~
《日時1》2017年1月14日(土)13:30~16:15
丹波栗のイガを使った釉薬をつくり、小皿に施釉
《日時2》1月29日(日)13:30~14:30
焼きあがった小皿で栗のスィーツを堪能
《場所》当館エントランス棟1F工房
*定員:20名(応募者多数の場合は抽選)
*参加費:2,800円
*応募締切り:2016年12月22日(木)17:00必着

*各イベントについての詳細はお問い合わせください。

Access Information

兵庫陶芸美術館 ヒョウゴトウゲイビジュツカン

The Museum of Ceramic Art, Hyogo

Address
〒669-2135
篠山市今田町上立杭4
Website
https://www.mcart.jp[Open in new window]
Updated Date:2016.11.29
Created Date:2016.11.29

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