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ID:44123

美術と文学の交流

麻生三郎の装幀・挿画展 Book Designs and Illustrations by ASO Saburo

洋画家・麻生三郎が手がけた装幀や挿画の原画、書籍、資料などあわせて約500点を展示
文学者や編集者との交流によって生まれた麻生三郎の芸術の一側面
―小さな本の中にひろがるその豊かな世界を紹介

Venue

神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

The Museum of Modern Art, Kamakura Annex

Period

2014年9月27日[土]―2015年1月12日[月・祝]

Exhibition Outline

美術と文学の交流 麻生三郎の装幀・挿画展 アソウサブロウノソウテイ・ソウガテン

Book Designs and Illustrations by ASO Saburo

洋画家・麻生三郎は、1913年に東京で生まれました。当初はシュルレアリスムなど前衛的な絵画を志向しますが、1938年の渡欧を機にヨーロッパの古典絵画に接すると、リアリズムの重要性についての認識を深め、戦後は一貫して人間の存在を問う絵画作品を描き続けました。
『イタリア紀行』(越後屋書房、1943年)、『絵そして人、時』(中央公論美術出版、1986年)、詩文集『いまのいま』(中央公論美術出版、2004年)を出版するなど、文章家としても知られる麻生は、絵画制作のかたわら、数多くの装幀・挿画も手がけました。とりわけ、1958年から1982年まで発行された季刊雑誌『帖面』では、装幀や挿画ばかりでなく編集にも携わり、小さな冊子のなかに文学や美術に対する真摯さと遊び心をあわせもつ豊かな世界を生み出しました。
本展では、『帖面』のための表紙、カット、デッサンに加え、野間宏著『真空地帯』、椎名麟三著『永遠なる序章』、太宰治著『人間失格』などの小説のために描いた挿画や装幀の原画のほか、『三好十郎作品集』や野間宏著『青年の環』など表紙を飾った書籍、雑誌、資料あわせて約500点を展示し、文学者や編集者たちとの交流によって生まれた麻生三郎の、これまであまり知られてこなかった芸術の一面を紹介いたします。

Organizer
神奈川県立近代美術館
Closing Days
月曜日(ただし10月13日、11月3日、11月24日、1月12日は開館)、12月29日(月)―1月3日(土)
Opening Hours
午前9時30分 ~ 午後5時
入館は午後4時30分まで
Admission (tax included)
一般 250(150)円、20歳未満・学生 150(100)円、65歳以上と高校生 100円
※( )内は20名以上の団体料金です。
※中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料です。 その他の割引につきましてはお問い合わせください。
※ファミリー・コミュニケーションの日:毎月第1日曜日(今回は10月5日、11月2日、12月7日、1月4日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は、優待料金(65歳以上の方を除く)でご観覧いただけます。
※無料開館日:11月3日(月・祝)「文化の日」は、神奈川県立近代美術館で開催中の3つの展覧会を無料でご観覧いただけます。

Events

■担当学芸員によるギャラリートーク
2014年10月25日(土)、11月22日(土)
各日午後2時より
申込不要、無料
(ただし「麻生三郎の装幀・挿画展」の当日観覧券が必要です)

■ワークショップ
「愛読書からつくる フランス装仕立てのブックカバーとノート」
「麻生三郎の装幀・挿画展」鑑賞後、ご持参の文庫本から着想を得たデザインで、フランス装風の文庫本カバーを作ります。あわせて中綴じのノートを製本し、同じカバーをかけてフランス装のノートに仕立てます。
講師 毛利 彩乃 (もうり あやの) 氏 (造本家)
日時 11月23日(日) 午前10時―午後4時
場所 神奈川県立近代美術館 鎌倉 (ワーキングルーム)および鎌倉別館 (展示室)
対象 大人 (15歳以上)
定員 15名 (要申込、先着順)
材料 読了した文庫本を各自一冊持参してください (本に直接加工はしません)。新書・ハードカバー等でなく、一般的な文庫本(A6程度)をお持ちください。その他の材料や道具は当館が用意します。
参加 無料 (ただし「麻生三郎の装幀・挿画展」の当日観覧券が必要です)

■鎌倉館・鎌倉別館、建築ツアー
日本で最初の公立近代美術館として1951年に開館した鎌倉館は、ル・コルビュジエのもとで学んだ坂倉準三による設計で、代表的な日本のモダニズム建築として世界的に評価されています。
また、建築家・大髙正人が設計した鎌倉別館は、1984年に開館、今年30周年を迎えます。このたび、建築史家・松隈洋氏を講師に迎え、両館を巡りながら、改めてそれぞれの建物の魅力や美術館建築としての在り方についてお話しいただきます。
講師 松隈 洋 (まつくま ひろし) 氏 (京都工芸繊維大学教授)
日時 10月12日(日) 午後2時―4時
場所 神奈川県立近代美術館 鎌倉および鎌倉別館
定員 30名 (要申込、先着順)
参加 無料 (ただし鎌倉館で開催される「コレクションの対話」展の当日観覧券が必要です)

※建築ツアーおよびワークショップの申込方法
参加希望のイベント名、参加者全員の氏名、年齢、代表者の住所、電話番号、FAX番号、メールアドレスをご記入のうえ、FAX(鎌倉館:0467-23-2464)、または神奈川県サイト内の「近代美術館への問い合わせ」フォームからお申し込みください。

Access Information

神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 カナガワケンリツキンダイビジュツカン カマクラベッカン

The Museum of Modern Art, Kamakura Annex

Address
〒248-0005
鎌倉市雪ノ下2-8-1
Website
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/[Open in new window]
Updated Date:2014.9.9
Created Date:2014.9.9

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