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ID:35063

企画展

記憶の島 An Island of Memories - Japan through the lens of OKAMOTO TARO and MIYAMOTO TSUNEICHI

岡本太郎と宮本常一が撮った日本

Venue

川崎市岡本太郎美術館

TARO OKAMOTO MUSEUM OF ART, KAWASAKI

Period

2012年7月21日(土)→10月8日(月・祝)

Exhibition Outline

企画展 記憶の島 キオクノシマ 岡本太郎と宮本常一が撮った日本

An Island of Memories - Japan through the lens of OKAMOTO TARO and MIYAMOTO TSUNEICHI

「忘れられた日本」と「忘れられた日本人」
岡本太郎は、1957年から雑誌『芸術新潮』の「芸術風土記」連載のため日本各地をカメラ片手に、飛び回ります。その後も1966年まで岡本は、北は北海道から南は沖縄まで集中的に日本を取材し、数多くの写真を撮影しました。これらの取材で書かれた文章や写真が後に本として刊行される時、その題名には「日本」がついていました。例えば『日本再発見―芸術風土記』『忘れられた日本―沖縄文化論』『神秘日本』など。このことからも岡本の「日本」を巡る旅は、「日本」の本質を探す旅だったといえるのではないでしょうか。
岡本太郎以上に「日本」をまわりながら、数多くの写真を撮った民俗学者に宮本常一がいます。宮本は戦前から日本をくまなく回り、日本の民衆の生活をつぶさに見ながら調査しました。宮本の師であり、公私にわたってバックアップしてきた財界人であり、民俗学者・渋沢敬三は宮本の旅する軌跡を称して「日本列島の白地図の上に、宮本くんの足跡を赤インクで印していくと、日本列島は真っ赤になる。」と述べています。宮本は様々な調査を行いながら数多くの写真を残しました。宮本は写真を「記憶の島」と云い、また民俗学の大事なツールと捉え、写真民族誌(あるいは映像人類学)につながる方向性を示したのではないでしょうか。
一方、岡本太郎は土門拳との対談において「写真というのは偶然を偶然でとらえて必然化することだ。」と述べています。岡本の写真は彼の芸術家としての直観力と民族学を学んだ観察力に裏付けされているのではないでしょうか。
2人の写真を並べることで見えてくるそれぞれの写真の違いと共通点の中に「日本」そして「民衆」の姿を見ながら、高度経済成長(近代化)で失われたものを再発見しようという試みの展覧会です。この展覧会の2人が捉えた「日本」の姿が、現在の日本について見つめなおす機会になればと思います。

Organizer
川崎市岡本太郎美術館
Sponsership and Cooperation
協力:周防大島文化交流センター、毎日新聞社、岡本太郎記念館、株式会社堀内カラー
Closing Days
月曜日(9月17日を除く)、9月18日(火)
Opening Hours
9:30 ~ 17:00
入館は16:30まで
Admission (tax included)
一般800(640)円、高・大学生・65歳以上600(480)円
※本料金で常設展もご覧いただけます
※( )内は20名以上の団体料金、中学生以下は無料
Exhibition Website
http://www.taromuseum.jp/exhibition/current.html[Open in new window]

Events

伝統芸能猿まわし 太郎次郎一門
宮本常一は、途絶えていた故郷・山口県の「周防猿まわし」の復活に尽力しました。今回は本展の関連イベントとして、宮本が関わった猿まわしの直系である「太郎次郎」が登場。岡本太郎美術館の《母の塔》の前広場で、楽しい技の数々を見せてくれます。
日程:2012年9月30日(日)
時間:14:00~14:30
会場:《母の塔》前広場
料金:無料

ギャラリートーク
担当学芸員による展示解説を行います。
日程:2012年7月29日(日)、8月12日(日)、8月26日(日)、9月9日(日)
時間:各日13:30~
場所:企画展示室
料金:無料

※都合により日程、時間等が変更になる場合があります。

宮本常一監修の映像上映
「日本の詩情―まつりと信仰―」(日経映像)を、会期中の土・日・祝日にガイダンスホールで上映いたします。

日程:会期中の土曜日、日曜日、祝日
時間:各日14:30~(約30分)
会場:ガイダンスホール
料金:無料
上映作品:『円空とアイヌ』、『岩木山参り』、『農民祭』、『豆腐まつり』、『黒川能』、『天狗と山の神』、『筑波山』、『田遊びの神事』、『伊勢参り』、『祇園まつり』、『海を恐れぬ男たち』、『祖谷の神代踊り』、『神々の国』、『長崎のおくんち』、『隠れキリシタン』、『石と田の神』

※各日2作品ごとの上映となります。詳しいプログラムにつきましてはお問合せ下さい。
※都合により日程、時間等が変更になる場合があります。

Access Information

川崎市岡本太郎美術館 カワサキシオカモトタロウビジュツカン

TARO OKAMOTO MUSEUM OF ART, KAWASAKI

Address
〒214-0032
川崎市多摩区枡形7-1-5
Website
https://www.taromuseum.jp/[Open in new window]
Updated Date:2012.7.24
Created Date:2012.7.11

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