国立新美術館　建築ツアー2021　歩く・見る・知る美術館

敷地内の木々の葉がすっかり色づいた11月、国立新美術館の設計に携わった株式会社日本設計の社員と当館の研究員が、建築の特徴や機能について解説する「マスターコース」の建築ツアーを、約2年ぶりに開催しました。以前は1グループ15人程度で移動していたツアーですが、今回は新型コロナウイルス感染症の予防対策として、1グループの参加者数を7人に減らし、30分間隔の時間差で出発する方法で行われました。全6回実施されたマスターコースのツアーには、抽選で選ばれた44人が参加して、空の状態の企画展示室や1階ロビー、バックヤードなどを見学して回り、ツアーガイドの解説に耳を傾けました。参加者アンケートでは、「建築の奥深さを知った」、「知的探求心が大いに刺激された」、「建築に対する愛着が深まった」などの回答があり、参加者と運営スタッフ双方から、建築ツアーの再開を喜ぶ声が聞かれました。