国立新美術館 開館10周年記念　建築ツアー　歩く・見る・知る美術館

2017年1月に開催された「開館10周年記念ウィーク」の特別プログラムとして、国立新美術館の建物内を巡りながら、建築の特徴や美術館の活動について紹介するツアーを実施しました。

・スタンダードコース

国立新美術館の建物は、波のようにうねるガラスカーテンウォールや1階ロビーの吹き抜けの大空間が印象的ですが、見た目の面白さだけでなく、美術館の活動に即した様々な機能が備えられています。全10回実施されたスタンダードコースのツアーでは、国立新美術館スタッフや学生のボランティアがガイドとなり、設計者である建築家・黒川紀章氏の設計コンセプトやそれぞれの設備の機能について説明しながら、美術館の各フロアや外観、バックヤードなどを見学しました。

・マスターコース

黒川紀章・日本設計共同体により設計された国立新美術館は、開館当初から多数の建築専門誌で取り上げられるなど、建築ファンの注目を集めてきました。開館10周年記念建築ツアーでは、建築に関心が高い層を対象としたマスターコースを設け、美術館の設計に携わった日本設計の社員による解説付きで館内各所を見学しました。専門的な解説を聞きながら、普段は立ち入ることができない屋上やバックヤードなども巡るマスターコースは大変好評を博しました。