国立新美術館開館10周年
安藤忠雄展―挑戦―

展覧会ホームページ:http://www.tadao-ando.com/exhibition2017/

ベネッセハウスミュージアム

直島 ベネッセハウス
1992年/1995年、香川県直島町
撮影:松岡満男

住吉の長屋

住吉の長屋
1976年、大阪府大阪市
撮影:新建築社 写真部

光の教会

光の教会
1989年、大阪府茨木市
撮影:松岡満男

展覧会概要

元プロボクサー、独学で建築を学ぶという異色の経歴で知られる建築家 安藤忠雄(1941年-)は、1969年より「都市ゲリラ」として建築設計活動をスタートして以来、既成概念を打ち破るような斬新な建築作品を次々と世に送り出してきました。1990年代以降はその活躍の舞台を世界に広げ、アジア・ヨーロッパ・アメリカなど各国で、意欲的な作品を実現させています。その一方でさらに、建築という枠組みを超えた環境再生や震災復興といった社会活動にも、果敢な取り組みを見せています。

本展では、この稀代の建築家が、いかに生きて、いかに創り、今またどこに向かおうとしているのか―その壮大な挑戦の軌跡と未来への展望を「原点/住まい」「光」「余白の空間」「場所を読む」「あるものを生かしてないものをつくる」「育てる」という6つのセクションに分けて紹介します。模型やスケッチ、ドローイングなど、総計200点余りの設計資料が展示される空間デザインは、安藤忠雄自身の手によるものです。会場を訪れる人は、その空間を巡る中で建築家が歩んできた道程を追体験し、建築という文化の豊かさと、その無限の可能性を再確認することでしょう。

会 期 2017年9月27日(水)~12月18日(月)
毎週火曜日休館 
開館時間 10:00~18:00 金曜日・土曜日は20:00まで
※9月30日(土)、10月1日(日)は22:00まで
※入場は閉館の30分前まで
会 場 国立新美術館 企画展示室1E+野外展示場
主 催 国立新美術館、TBS、朝日新聞社
共 催 安藤忠雄建築展実行委員会
後 援 一般社団法人 東京建築士会、TBSラジオ
協 賛 株式会社サンケイビル、サントリーホールディングス株式会社、積水ハウス株式会社、積和不動産関西株式会社、大和ハウス工業株式会社、
森ビル株式会社、株式会社アマナ、株式会社イッセイ ミヤケ、伊藤工事株式会社、大阪商工信用金庫、株式会社叶 匠壽庵、臥龍山安養院、
捨分之壹、上海元祖夢世界置業有限公司、新華紅星国際広場、株式会社スーパーホテル、台灣南山人壽、株式会社ビギ、公益財団法人 福武財団、
文築国際、株式会社ベネッセホールディングス、株式会社間口、株式会社ロック・フィールド、Akio Nagasawa Gallery、Aurora Museum、
C.C. Kuo、Château la Coste、Genesis Beijing、IPU環太平洋大学、maiim、Richard Sachs、Wrightwood Gallery、Yoshii Gallery New York、
岩田地崎建設株式会社、株式会社大林組、鹿島建設株式会社、株式会社きんでん、清水建設株式会社、株式会社佐藤秀、大光電機株式会社、
株式会社竹中工務店、西松建設株式会社、株式会社乃村工藝社、株式会社長谷工コーポレーション、まこと建設株式会社、安藤忠雄建築研究所、
アトリエ安藤忠雄
協 力 アイカ工業株式会社、株式会社インターオフィス、株式会社カッシーナ・イクスシー、元旦ビューティ工業株式会社、前田建設工業株式会社、
株式会社ユニオン、株式会社LIXIL、TOTO株式会社、YKK株式会社、YKK AP株式会社
観覧料(税込)
当日 1500円(一般) 1200円(大学生) 800円(高校生)
前売/団体 1300円(一般) 1000円(大学生) 600円(高校生)
  • 中学生以下および障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料
  • 11月3日(金・祝)、4日(土)、5日(日)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
  • 前売り券は、6月26日(月) ~ 9月26日(火) までの販売。ただし、国立新美術館は6月26日(月) ~ 9月25日(月) まで。

【先行前売券】 ※販売終了しました
ペア得チケット(2枚1組)2,200円(税込)
販売期間:4月13日(木)~ 6月25日(日)
販売場所:展覧会ホームページ(オンラインチケット)イープラス、セブンチケット【セブンコード:054-307】、チケットぴあ【Pコード:768-308】、ローソンチケット【Lコード:32150】
※ペア得チケットの国立新美術館での取り扱いはございません

  • チケット取扱い:国立新美術館、展覧会ホームページほか、主要プレイガイド(手数料がかかる場合があります)
  • チケットの詳しい情報は、展覧会ホームページのチケット情報をご覧ください。
  • 団体券は国立新美術館でのみ販売(団体券の適用は20名以上)
  • 会期中に当館で開催中の他の企画展および公募展のチケット、またはサントリー美術館および森美術館(あとろ割対象)で開催中の展覧会チケット(半券可)を提示された方は、本展覧会チケットを100円割引でご購入いただけます。
  • 「野生展:飼いならされない感覚と思考」(会場:21_21 DESIGN SIGHT 会期:2017年10月20日~2018年2月4日)の展覧会チケット(半券可)または入場レシートを提示された方は、本展覧会チケットを100円割引でご購入いただけます。
  • 国立美術館キャンパスメンバーズ加盟の大学等の学生・教職員は本展覧会を団体料金でご覧いただけます。
  • その他の割引などお得な情報はこちらをご覧ください。
  • 会場での観覧券購入に次のクレジットカードと電子マネー等がご利用いただけます。
    クレジットカード:UC、MasterCard、VISA、JCB、AMEX、Diners Club、DISCOVER
    電子マネー:Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)、ICOCA(イコカ)等、iD その他:J-Debit、銀聯
お問合せ ハローダイヤル 03-5777-8600

関連イベント

未定

展覧会の構成

プロローグ 建築家 安藤忠雄

稀代の建築家、安藤忠雄のすぐれた感性と行動力は、いかにして育まれたのか。そのエネルギーの源は何なのか。ここでは、建築家となる以前に世界放浪をした際の旅のスケッチや、数回の増改築を経たアトリエの建物の変遷などにより、安藤忠雄の活動歴を紹介。さらに、安藤のデスクのある現在のアトリエの一部を、原寸大で再現。建築家の日常に迫ります。

セクション1 原点/住まい

安藤忠雄にとって、人間の「住まう」という最も根源的な営みを受け止める住宅こそが、建築の原点です。その作品の展開の中で、打ち放しコンクリート、単純な幾何学的造形、自然との共生といったキーワードに象徴される、安藤建築の原型は完成しました。ここでは、初期の代表作から近年の圧倒的スケールの海外作品まで、100を超える住宅作品のハイライトを一挙公開します。

住吉の長屋
住吉の長屋
1976年、大阪府大阪市
撮影:新建築社 写真部
小篠邸
小篠邸
1981/1984年、兵庫県芦屋市
撮影:新建築社 写真部

セクション2 光

極限までそぎ落とされたようなシンプルな造形。その無地の「カンヴァス」に光や風といった自然の息吹が映し出されることにより、安藤忠雄の目指す空間が生まれます。その意図がもっとも端的に現れているのが、一連の教会作品です。ここでは、その代表作を紹介しながら、さらにインスタレーションとして、野外展示場に「光の教会」を原寸で再現します。

光の教会
光の教会
1989年、大阪府茨木市
撮影:松岡満男
水の教会
水の教会
1988年、北海道勇払郡
撮影:白鳥美雄

セクション3 余白の空間

自らを「都市ゲリラ」と称した安藤忠雄が、都市において一貫して試みてきたのは、意図的に「余白」の空間をつくりだし、人の集まる場を生み出すことでした。ここでは、その挑戦のプロセスを、初期の小規模な商業建築から、「表参道ヒルズ」、「東急東横線 渋谷駅」、「上海保利大劇院」といった2000年以降の作品まで、安藤忠雄による都市建築の系譜を俯瞰的に紹介します。

表参道ヒルズ
表参道ヒルズ
2006年、東京都渋谷区
撮影:松岡満男
上海保利劇場
上海保利大劇院
2014年、中華人民共和国・上海
撮影:小川重雄

セクション4 場所を読む

大自然に包まれた立地での安藤建築が登場するようになったのは、1980年代末からでした。以降、世界各地に美しくも力強い、安藤建築による風景がつくられていきます。一貫するテーマは、周辺環境と一体化して、その場所の個性を際立たせるような建築です。ここでは、30年余りに及ぶ「直島プロジェクト」の空間インスタレーションを中心に、安藤忠雄による環境一体型建築の系譜を紹介します。

ベネッセハウスミュージアム
直島 ベネッセハウス
1992/1995年、香川県直島町
撮影:松岡満男
ベネッセハウス オーバル
ベネッセハウス オーバル
1995年、香川県直島町
撮影:藤塚光政

セクション5 あるものを生かしてないものをつくる

安藤忠雄にとって、歴史の刻まれた建物の再生は、常に挑戦心をかき立てられるテーマでした。ここでは、この古い建物の保存・再生に関わる作品の系譜を、初期の未完に終わったプロジェクトから、国内での実現作品、歴史都市ヴェニスでの「プンタ・デラ・ドガーナ」を中心とする一連の作品、さらに現在パリ中心部で進行中の最新プロジェクトに至るまで一挙公開します。

プンタ・デラ・ドガーナ
プンタ・デラ・ドガーナ
2009年、ヴェニス/イタリア
撮影:©Palazzo Grassi SpA. Foto: ORCH, orsenigo_chemollo

セクション6 育てる

安藤忠雄が稀代の建築家と呼ばれる理由の一つは、建築という枠組みを超えた社会活動への旺盛な取り組みにあります。ここでは完成後の建物の周辺環境整備から、地元大阪でのまちづくり活動、さらには瀬戸内海沿岸、東京湾岸部での環境再生運動まで、建築づくり=環境づくりと考える安藤忠雄の思想を、ドキュメンタリー映像を用いて紹介します。