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35 《夫マウソロスの遺灰を飲もうとする王妃アルテミシア》(?)

フランスのルネサンス文化の礎を築いた国王フランソワ1世(在位1515–1547年)は、フォンテーヌブロー城の装飾を任せるために、イタリアから二人の芸術家、ロッソ・フィオレンティーノとフランチェスコ・プリマティッチョを招きました。彼らは第一次フォンテーヌブロー派と呼ばれます。さらに息子アンリ2世(在位1547–1559年)の治世には、イタリアからニコロ・デッラバーテが呼び寄せられました。この作品は、デッラバーテがプリマティッチョの構想に基づき描いたものと考えられています。女性のやや引き伸ばされた身体や、誇張された優雅な手つきには、フォンテーヌブロー派の特徴がよく現れています。彼女は杯を持っていることから、神話や古代史に登場する何人かの女性と結びつけられてきました。その一人が、紀元前4世紀のカリア(現在のトルコ南西部)の王マウソロスの妃、アルテミシアです。貞節な妻であった彼女は、王の死後、彼の遺灰をワインに混ぜて飲み干したと伝えられています。