ID:82016

小林徳三郎

福山が生んだ異才の洋画家、その豊かな軌跡

日常はこんなにも美しい。

Venue

ふくやま美術館 1階企画展示室

FUKUYAMA MUSEUM OF ART

Period

2026 4.11〔土〕→6.7〔日〕

前期:5.6 〔水・休〕まで
後期:5.8〔金〕から

Exhibition Outline

小林徳三郎 福山が生んだ異才の洋画家、その豊かな軌跡

小林徳三郎(1884–1949)は、広島県福山町(現・福山市)に生まれ、大正から昭和にかけて活躍した洋画家です。東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後、若い芸術家たちが自由な表現を求めて集った前衛的なグループ・フュウザン会に参加し、新しい絵画のあり方を模索しました。その後、劇団「芸術座」の舞台装飾や雑誌の挿絵・装幀など幅広い仕事に携わりながら、院展洋画部や円鳥会などで作品を発表します。1923年以降は春陽会を中心に活動し、鰯や鯵といった身近な魚を描いた作品を多く発表し、「鰯の徳さん」と呼ばれ、高く評価されます。40代半ばからは、こどもたちの日常を描きとめた作品が増え、柔らかな色合いの親しみのある画風を確立しました。晩年には江の浦(沼津市)などの自然風景に関心を寄せ、入り江や渓流などを繰り返し描き、死の直前まで精力的に作品制作に打ちこみました。温かな日常の何気ない瞬間をとらえた徳三郎の絵は、「個性の時代」を駆け抜けた画家としては決して主張が強いものではありませんが、同時代の多くの文化人や芸術家たちに愛され、現代の私たちにも静かに心に染み入ってきます。本展は、300点を超える作品と資料から、その豊かな画業をたどる初めての大規模な展覧会となります。

一 洋画家をめざして
東京美術学校の卒業制作、またフュウザン会出品作など、初期の希少な作品たち

二 大正の大衆文化のなかで
「芸術座」の舞台装飾や大正期の出版文化の豊かさを伝えるデザイン

三 画壇での活躍
「空気のはいった、生活のはいった何気ない作品」―――林芙美子

四 彼の日常、彼の日本
「絵かきは絵をかけ。それだけだ」―――小林徳三郎
徳三郎は、戦中に東京の自宅が焼失し、実業家で友人の福原信三の別荘に身を寄せる。ここでも画家は身近な人々や日常の何気ない情景を描き続ける。

Organizer
(公財)ふくやま芸術文化財団 ふくやま美術館、福山市、中国新聞備後本社
Sponsership and Cooperation
特別協力 広島県立美術館
Closing Days
月曜日※5月4日(月・祝)は開館、5月7日(木)は休館
Opening Hours
9:30 ~ 17:00
Admission (tax included)
一般1,500円(1,200円) 高校生以下無料
リピート前売り券2,000円 ※本展会期中に2回観覧可
※ ( )内は前売りまたは有料20名以上の団体料金
※前売り券は、ふくやま美術館ミュージアムショップ、JR福山駅観光案内所、ローソンチケット[Lコード:63492]などで4月10日(金)まで販売。
前売り券販売所の詳細、観覧料の減免・割引はふくやま美術館ホームページで確認、またはふくやま美術館(084-932-2345)にお問い合わせください。
Exhibition Website
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuyama-museum/389327.html

Events

記念講演会①
どうして小林徳三郎展だったのか ー展覧会のねらいと裏側のおはなし一
講師:田中晴子(東京ステーションギャラリー学芸室長)
日時:4月11日(土) 14:00~15:30
会場:ふくやま美術館1階ホール
定員:150名 ※当日先着順、聴講無料

記念講演会②
画家・小林徳三郎となつかしいあの日の風景 ー福山、尾道、そして東京一
講師:平泉千枝(渋谷区立松濤美術館学芸員/元当館学芸員)
日時:5月3日(日・祝) 14:00~15:30
会場:ふくやま美術館1階ホール
定員:150名 ※当日先着順、聴講無料

講演会
ゴッホにならなかった男 ー西洋美術受容から見る小林徳三郎の魅カー
講師:鈴木一生(当館学芸員)
日時:5月23日(土) 10:30~12:00
会場:ふくやま美術館2階多目的室
定員:100名 ※当日先着順、聴講無料

プレイベント
徳さんの缶バッチを作ろう!
鰯や鯛など小林徳三郎の作品画像で缶バッチを作るワークショップです。
日時:3月20日(金・祝)、21日(土) 各日 10:00~12:00、14:00~16:00
会場:ふくやま美術館1階ロビー
参加費:無料 ※数量限定、なくなり次第終了となります

学芸員によるギャラリートーク
講師:鈴木一生(当館学芸員)
日時:4月19日(日)、5月9日(土) 各日14:00~
※特別展観覧券が必要

ぬいぐるみお泊り会・徳三郎のこどもたちと過ごそう
こどもたちのお気に入りのぬいぐるみが美術館展示室に宿泊し、作品の鑑賞をしてもらいます。お迎え日にはこどもたちとぬいぐるみとともに作品を鑑賞します。
対象:3歳以上中学生以下のお子様がお持ちのぬいぐるみ
宿泊日:5月4日(月・祝)
お預かり日:4月28日(火) ~ 5月3日(日・祝) 9:30~16:30
お迎え日:5月5日(火・祝) 1回目10:00~/2回目15:00 ~ ミニ鑑賞会(15~20分) ※ミニ鑑賞会には参加者1名につき必ず保護者1名が同伴してください
参加費:無料 ※ミニ鑑賞会に参加する保護者の方は、別途特別展観覧券(1,200円)の購入が必要となります。
定員:20体(おひとりさま1体限り)
応募方法:往復ハガキまたはメール(3月4日(水)から受付開始)に「郵便番号・住所」「電話番号」「名前(保護者とこども)」「こどもの年齢と学年」「ぬいぐるみの名前と年齢」「お迎え希望時間」「メールアドレス」を記入し、「ぬいぐるみの写真」を添付のうえ、ご応募ください。 ※1体につき1通
応募先:〒720-0067 福山市西町二丁目4番3号ふくやま美術館「ぬいぐるみお泊り会」係
応募締切: 4月12日(日)必着

■同時開催
春季所蔵品展「生きもののせかい」
会期:4月3日(金)~6月28日(日)
会場:ふくやま美術館2階常設展示室

■次回特別展予告
「オバケ? 」展
会期:7月11日(土)~9月23日(水・祝)

Access Information

ふくやま美術館 フクヤマビジュツカン

FUKUYAMA MUSEUM OF ART

Address
〒720-0067
福山市西町2-4-3
Website
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuyama-museum/
Updated Date:2026.5.26
Created Date:2026.5.25