ID:81865
スイス絵画の異才
カール・ヴァルザー KARL WALSER
世紀末の昏(くら)き残照
日本初の回顧展
Venue
東京ステーションギャラリー
TOKYO STATION GALLERY
Period
2026 4.18sat⇀6.21sun
・都合により開催内容が変更になる場合があります
Exhibition Outline
スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー 世紀末の昏(くら)き残照
KARL WALSER
カール・ヴァルザーとは何者か?
画家カール・ヴァルザーの名を知る人は、美術業界においても決して多くはありません。母国スイスでは、近年その再評価が始まっていますが、知名度のかなり低い画家と言っていいでしょう。1877年に、スイスのベルン近郊にあるビールで生まれたカール・ヴァルザー(1877–1943)は、シュトラスブルク(*1)の美術工芸学校で学んだあと、1899年にベルリンに移りました。1902年に伝統的で保守的な芸術からの脱却を目指すベルリン分離派(*2)の展覧会に初出品し、翌年には会員になります。この時期の鮮烈でありながら神秘的な作品群は、世紀末の残照とも言うべき昏(くら)さを感じさせ強烈な印象をあたえます。
120年前の日本が鮮やかに甦る
1908年、ヴァルザーはドイツの出版社に依頼されて、小説家のケラーマン(*3)とともに日本を訪れます。4月から約半年に及ぶ滞在期間中にふたりは日本各地を巡りますが、大いに気に入って長逗留したのが宮津(京都府)でした。ヴァルザーはこの街で、芸妓や舞妓、歌舞伎役者や市井の人々の姿を、生き生きとした筆致と美しい水彩で描きとめています。京都では風景や祭を油彩で描き重厚な先品に仕上げました。
挿絵に、舞台に、さまざまな分野で活躍
ヴァルザーは挿絵、舞台美術、室内装飾や壁画などの分野でも活躍しました。ドイツとスイスにはいくつもの壁画が現存します。舞台美術の分野ではシェイクスピアはじめ多くの作品でセットやコスチュームのデザインを担当しました。コスチュームのデザイン画は、まるでファッション画のような華やかさを感じさせます。また、装幀や挿絵でも、弟ローベルト(*4) の本をはじめ、少なくない仕事を残しました。その巧みな線描表現も本展の見どころのひとつです。
*1 現在のストラスブール(フランス)、当時はドイツ領だった。
*2 分離派の運動は、ミュンヘンで始まり(1892年)、ウィーン(1897年)、ベルリン(1898年)へと波及した。
*3 ベルンハルト・ケラーマン(1879-1951)、ドイツの作家。資本主義を批判した『トンネル』(国書刊行会)が有名。
*4 ローベルト・ヴァルザー(1878-1956)、詩人。邦訳に『日々はひとつの響き ヴァルザー=クレー詩画集 』(平凡社)などがある。
- Organizer
- 東京ステーションギャラリー(公益財団法人東日本鉄道文化財団)
- Sponsership and Cooperation
- 後援:在日スイス大使館
協賛:T&D保険グループ
スイス インターナショナル エアラインズ
スイス ワールドカーゴ
企画協力:キュレイターズ - Closing Days
- 月曜日(ただし5/4、6/15は開館)
- Opening Hours
- 10:00 ~ 18:00
- (金曜日~20:00)*入館は閉館30分前まで
- Admission (tax included)
- 一般1,800(1,600)円、高校・大学生1,300(1,100)円、中学生以下無料
- *障がい者手帳等持参の方は、一般1,300(1,100)円、高校・大学生1,100(900)円[ともに介添者1名は無料]
*( )内は前売料金[3/1~4/17、オンラインチケットで販売]
*前売券・当日券はオンラインチケットwww.e-tix.jp/ejrcf_gallery/で販売
*当日券は当館1階でも販売 - Exhibition Website
- https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202604_karl.html
Events
・最新情報や関連イベントは当館ウェプサイトで随時ご案内します
Access Information
東京ステーションギャラリー トウキョウステーションギャラリー
TOKYO STATION GALLERY
- Address
-
〒100-0005
千代田区丸の内1-9-1 - Website
- https://www.ejrcf.or.jp/gallery/
Created Date:2026.4.15