ID:81792
創設90年記念
河井寬次郎と濱田庄司
Venue
日本民藝館
Mingeikan/The Japan Folk Crafts Museum
Period
2026年3月20日(金・祝)ー5月27日(水)
Exhibition Outline
創設90年記念 河井寬次郎と濱田庄司 カワイカンジロウトハマダショウジ
近現代を代表する陶芸家の河井寛次郎(1890~1966)と濱田庄司(1894~1978)。ふたりは1913年に東京高等工業学校(現・東京科学大学)窯業科で出会い、その交流は河井が没する1966年まで続きました。濱田は1919年、当時千葉県我孫子の柳宗悦(1889~1961)邸内に窯を築いていたバーナード・リーチ(1887~1979)を訪ねた際に、柳との知遇を得ています。翌年からリーチと共にイギリスへ渡った濱田は、晩年自分の仕事を振り返り「私の陶器の仕事は、京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」(『濱田庄司七十七盌譜』1972年)と語りました。その言葉の通り、各地で得た経験を滋養として自身の制作に昇華していったのでした。
一方で河井は1924年、濱田の仲介で柳と対面します。技巧を尽くした雅な作風であった河井の陶器を批判した柳と、わだかまりのあった河井でしたが、木喰仏の美を分かち合うことで一気に打ち解けたのでした。河井はその後、自らの作風を実用を旨とする方向に一変させ、戦後は独創的な形状の作品も生み出していきました。河井は数々の詩を残した謂わば詩人でもあります。「すべてのものは自分の表現」(『いのちの窓』1948年)と述べ、「自分だけでしか表現できない世界」があると書き残しました。
柳・河井・濱田は、工芸品の美を共有する仲間として、日本各地へ調査・蒐集の旅に出かけました。京都の朝市で使われていた「下手物」という言葉に代わり、「民藝(民衆的工藝)」が三人によって造語されたのは1925年12月のことです。それから民藝運動を導く中心的な人物となった彼らは、精神的に強く結びついた盟友であり、柳は河井の色彩と濱田の形をそれぞれ高く評価しています。創設90年記念第一回の特別展では、「民藝」を柳と共に生み出した河井・濱田両名の作品を展示し、それぞれの魅力を紹介します。
- Closing Days
- 月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)
- Opening Hours
- 10:00 ~ 17:00
- (入場は16:30まで)
- Admission (tax included)
- 一般1,500円 大高生800円
- Exhibition Website
- https://mingeikan.or.jp/exhibition/special/?lang=ja
Events
○記念講演会
思想と実践の狭間から―民藝運動における河井寬次郎と濱田庄司(仮)
小野絢子(大阪日本民芸館学芸員)
5月23日(土) 18:00~19:30 料金・500円(入館料別、要電話予約)
○担当学芸員による列品解説
4月5日(日) 14:00~〔約30分〕 申込不要 参加無料、入館料別
Access Information
日本民藝館 ニホンミンゲイカン
Mingeikan/The Japan Folk Crafts Museum
- Address
-
〒153-0041
目黒区駒場4-3-33 - Website
- https://www.mingeikan.or.jp/
Created Date:2026.3.24