ID:81143

国松希根太
連鎖する息吹 Kunimatsu Kineta
Breathing in Ripples

Venue

十和田市現代美術館

Towada Art Center

Period

2025年12月13日[土]-2026年5月10日[日]

Exhibition Outline

国松希根太
連鎖する息吹 クニマツキネタ
レンサスルイブキ

Kunimatsu Kineta
Breathing in Ripples

北海道を拠点とする彫刻家 国松希根太の、美術館での初の個展を開催します。
国松は、00年代初頭より、北海道中南部の白老から内陸に位置する飛生の旧小学校を改造した「飛生(とびう)アートコミュニティー」を拠点に活動してきました。北の大地で長い年月を経て独自のフォルムを形成した木々と出会うことで作品を制作、近年はとりわけ地平線や水平線、山脈、洞窟などの風景の中に存在する輪郭(境界)を題材に彫刻や絵画、インスタレーションなどを発表しています。木の表面や内部に鑿(のみ)や火を入れたり、鉱物や雪など大地の素材に向き合い生まれる作品は、国松と自然との一期一会のコミュニケーションといえるでしょう。国松はまた、2009年より飛生アートコミュニティーにおいて敷地内の森を守りながら飛生芸術祭を開催、2015年よりAyoro Laboratoryとして近隣のアヨロと呼ばれる地域を中心に土地を探索するフィールドワークを展開しています。
本展は、国松の代表的な作品に出会っていただくまたとない機会となるだけでなく、彼が十和田の自然と出会うことで生まれた新作を披露する初の機会となります。加えて、国松の多岐にわたる活動―飛生アートコミュニティーやAyoro Laboratory―そして父の國松明日香(彫刻家)や祖父の国松登(画家)へと連なる作家の系譜-も紹介いたします。本展を通して、作品からの息吹、国松の息吹、大地の息吹、そして時間や空間を介して人々に連鎖しつづける創造の息吹を感じていただければ幸いです。

Organizer
十和田市現代美術館
Sponsership and Cooperation
後援||青森朝日放送、青森テレビ、青森放送、エフエム青森、デーリー東北新聞社、東奥日報社、十和田市教育委員会
協力||十和田燐寸軸木株式会社、十和田乗馬倶楽部 企画||四方幸子
Closing Days
月曜日(祝日の場合はその翌日)および12月30日、31日、1月1日(年末年始)、1月13-16日、2月2日-6日(メンテナンス休館)
Opening Hours
9:00 ~ 17:00
(入場は閉館の30分前まで)
Admission (tax included)
一般1800円(常設展含む) 高校生以下無料
Exhibition Website
https://towadaartcenter.com/exhibitions/kunimatsu_kineta/

Events

[イベント]
国松希根太によるギャラリートーク
2025年12月13日[土] 14:00-14:40 会場||十和田市現代美術館 企画展示室(参加無料 ・要企画展チケット)

トーク:「国松希根太 連鎖する息吹」について
2026年1月18日[日] 14:00-16:00 会場||十和田市現代美術館(参加無料)
出演||四方幸子(十和田市現代美術館 館長、本展キュレーター)

トーク:歩くことから
2026年3月1日[日] 14:00-16:00 会場||十和田市現代美術館(参加無料)
出演||立石信一(Ayoro Laboratory、国立アイヌ民族博物館 教育普及室 室長補佐)、国松希根太(Ayoro Laboratory)

トーク:国松三代~希根太・明日香・登をめぐって
2026年3月21日[土] 14:00-16:00 会場||十和田市現代美術館 (参加無料)
出演||浅川 泰(元北海道立近代美術館学芸課長、北海道立文学館 理事)

クロージング・セッション:北東北と北海道をめぐって
2026年5月9日[土] 14:00-16:00 会場||十和田市地域交流センターとわふる (青森県十和田市稲生町16-1) (参加無料)
出演||奈良美智(美術作家)、国松希根太

会期中に本展キュレーターによるギャラリートークを行います。 イベントの詳細はWebにてお知らせします。

Access Information

十和田市現代美術館 トワダシゲンダイビジュツカン

Towada Art Center

Address
〒034-0082
十和田市西二番町10-9
Website
https://towadaartcenter.com
Updated Date:2025.12.2
Created Date:2025.12.2