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一宮市三岸節子記念美術館 企画展
中谷ミユキ展 NAKATANI MIYUKI
語り合う静物
いくつかの花と花、又いくつかの果物と果物が、互いに画面で語り合ってくれない時はひどく寂しい。
― 中谷ミユキ
Venue
一宮市三岸節子記念美術館
ICHINOMIYA CITY MEMORIAL ART MUSEUM of SETSUKO MIGISHI
Period
2025年1月25日(土)▶ 3月16日(日)
※最新情報は当館SNS、ホームページをご確認ください。
Exhibition Outline
一宮市三岸節子記念美術館 企画展 中谷ミユキ展 「ナカタニミユキテン―カタリアウセイブツ」 語り合う静物
NAKATANI MIYUKI
中谷ミユキ(1900-1977)は、三岸節子(1905-1999)と同時代に生きた、広島県出身の女性洋画家です。上京して共立女子専門学校を卒業後、病気をきっかけに30歳になってから洋画の道に進み、習い始めて数カ月で1930(昭和5)年の第11回帝展に《静物》を初出品、初入選を果たしました。以降、帝展・新文展・光風会展に出品を重ね、実力を認められていきます。戦時中の1943(昭和18)年には、長谷川春子(1895-1967)らとともに女流美術家奉公隊に加わり、大作の制作にも参加しました。戦後は1947(昭和22)年に三岸節子らとともに女流画家協会を創設し、後に節子が退会してからも中心的な存在として同会を牽引し続けました。また二紀会・十一会でも活躍し、きらめくような色彩の静物画を生み出していきました。
本展では、広島県内の複数の個人宅で保管されてきた初期から晩年までの静物画を中心に、稀少な戦中の作《勝利の少年兵》(1944年、個人蔵)等油彩画のほか、書簡や女流美術家奉公隊の資料等も展示します。戦前から戦後の揺れ動く時代を画家として生き、病を得ながらも絵筆を握り続け、静物画を描くことに情熱を燃やした中谷ミユキの没後初の本格的な回顧展です。
- Organizer
- 一宮市三岸節子記念美術館・公益財団法人泉美術館・朝日新聞社
- Closing Days
- 毎週月曜日(ただし、2月24日は開館)、2月12日(水)、2月25日(火)
- Opening Hours
- 午前9時 ~ 午後5時
- (入館は午後4時30分まで)
- Admission (tax included)
- 一般800円・高大生400円・中学生以下無料
- ※コレクション展(三岸節子常設展示室)観覧料を含む。20名以上の団体は2割引。
※一宮市在住の満65歳以上で住所・年齢の確認ができる公的機関発行の証明書等を提示された方、身体障害者手帳・戦傷病者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳を持参の方(ミライロID可、付添人1人を含む)は無料 - Exhibition Tours
- [巡回予定]
泉美術館(広島市西区商工センター2-3-1)
2025年5月31日(土)~7月27日(日) - Exhibition Website
- https://s-migishi.com/tokubetsu.html
Events
担当学芸員によるギャラリートーク
2月9日(日)、3月15日(土) 各回14:00~
参加費無料(要観覧券)、申込み不要(当日直接会場)
トークフリーデー「語り合う日」
2月22日(土)9:00~17:00
「語り合う静物」に因み、小さなお子様連れの方や、お友だち同士で、この日1日は自由に感想を語り合いながら展覧会をお楽しみいただけます。
(静かに鑑賞されたい方は別日でのご来館をおすすめします)
参加費無料(要観覧券)、申込み不要(当日直接会場)
ワークショップ「油絵風な絵、かいてみよう!」
3月2日(日) ①10:00~12:00 ②14:00~16:00
ミユキさんの油絵のような、立体感のある絵を描いてみましょう。
講師:稲熊兼氏(ヴェロン會同人、こどもアトリエ主宰)
対象:年少~小学生(小学3年生以下は保護者同伴)
参加費:500円(材料費)
申込み:12月26日(木)9:00から2月18日(火)17:00までオンライン申込み。またはハガキに住所・参加者名(ふりがな)・学年・保護者名・電話番号・希望回(①か②)を明記の上、郵送(2月18日必着)。
Access Information
一宮市三岸節子記念美術館 イチノミヤシミギシセツコキネンビジュツカン
ICHINOMIYA CITY MEMORIAL ART MUSEUM of SETSUKO MIGISHI
- Address
-
〒494-0007
一宮市小信中島字郷南3147-1 - Website
- http://s-migishi.com/
Created Date:2024.6.5