More

We use some essential cookies to make this website work. We'd like to set other cookies to remember your settings, measure website use and inform our marketing. We also use content from other sites in our pages, and those sites may also set cookies. More information can be found in our cookies policy.

ID:59521

1968年 激動の時代の芸術 1968:Art in the Turbulent Age

50年前の芸術はこんなにも熱く激しかった

Venue

千葉市美術館

Chiba City Museum of Art

Period

2018年9月19日[水]▶11月11日[日]

Exhibition Outline

1968年 激動の時代の芸術 1968ネン ゲキドウノジダイノゲイジュツ

1968:Art in the Turbulent Age

◎世界中で近代的な価値がゆらぎはじめ、各地で騒乱が頻発した1968年は、20世紀の転換点ともいうべき激動の年でした。日本でも、全共闘運動やベトナム反戦運動などで社会が騒然とするなか、カウンターカルチャーやアングラのような過激でエキセントリックな動向が隆盛を極めました。近年、この時期に起こった文化現象が様々な分野で注目を集めており、「1968」は国内外で文化史のキーワードとして定着したと言えるでしょう。
◎1968年前後は、日本の現代美術にとっても重要な時期になりました。多くの芸術家が日本万国博覧会(大阪万博)の準備に協力する一方で、万博に参加しなかった作家や評論家の多くが、この動きを批判しました。また現代美術のみならず、演劇・舞踏・映画・建築・デザイン・漫画などの周辺領域の作家たちも、既存のスタイルを打ち破るような先鋭的な試みを次々とおこない、ジャンルを越えて協力し合ったのです。
◎さらにこの年には、「もの派」の嚆矢ともいうべき関根伸夫の《位相-大地》が発表され、写真同人誌『プロヴォーク』も創刊されるなど、新たな世代が一気に台頭しました。学生運動やヒッピームーヴメントに代表されるような、既成の価値や体制に異議申し立てをおこなう時代の空気は、芸術家のあいだでも共有されていたのです。
◎本展は、1968年からちょうど半世紀が経過した2018年の視点から、この興味深い時代の芸術状況を、現代美術を中心に回顧しようとする試みです。この時代の芸術を輪切りにして展観することで、新たに見えてくるものがあるのではないでしょうか。磯崎新、赤瀬川原平、高松次郎、0次元、横尾忠則、宇野亜喜良、寺山修司、唐十郎、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー、土方巽、林静一、森山大道、関根伸夫ら個性的な顔ぶれが縦横無尽に活躍した時代の熱い雰囲気を、この展覧会で感じ取っていただければと思います。

Organizer
千葉市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
Sponsership and Cooperation
協賛:ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
Closing Days
10月1日[月]、11月5日[月]
Opening Hours
10時 ~ 18時
金・土曜日は20時まで(入場受付は閉館の30分前まで)
Admission (tax included)
一般1200円(960円)/大学生700円(560円)/小・中学生、高校生無料
*1968年割引:1968年生まれの方は観覧料500円(生年月日を確認できる証明書をご提示ください) *障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 *( )内は前売り、団体20名以上、市内在住65歳以上の方の料金 *前売券は千葉市美術館ミュージアムショップ(9月9日まで)、ローソンチケット(Lコード:35075)、セブンイレブン(セブンチケット)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口にて9月18日まで販売(9月19日以降は当日券販売) *10月18日[木]は「市民の日」につき観覧無料
Exhibition Website
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2018/0919/0919.html[Open in new window]

Events

講演会とパフォーマンス
し・C・4- ガリバー1968を語る
講師:シュウゾウ・アヅチ・ガリバー(美術家)
パフォーマー:シュウゾウ・アヅチ・ガリバー、荒木悠、Lily Shu
9月29日[土]14:00より(13:30開場予定)|11階講堂にて|
先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布)|聴講無料
1968年ころ、エクスパンデッド・シネマ、パフォーマンスなど、分野を越えて活躍したシュウゾウ・アヅチ・ガリバー。当時の活動について紹介するとともに、1968年初演のパフォーマンス《し・C・4》を上演。

講演会
1968年前衛の終焉-美共闘 廃墟からの出発
講師:堀浩哉(美術家)
10月6日[土]14:00より(13:30開場予定)|11階講堂にて|
先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布)|聴講無料
11階講堂にて/聴講無料/先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布)
美術大学における全共闘運動として、多摩美術大学の学生によって結成された美術家共闘会議(美共闘)。美共闘議長だった堀浩哉が、当時の運動の意味と60年代末から展開した制作活動について語る。

講演会
サイケのHAMANO、サイケとその後の世界を語る
講師:浜野安宏(ライフスタイルプロデューサー)
10月20日[土]14:00より(13:30開場予定)|11階講堂にて|
先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布)|聴講無料
1968年当時、「MUGEN」、「アストロメカニクール」などのサイケデリック系ディスコや、サイケデリック・ショップ「ジ・アップル」をプロデュースし、草月会館ホールで横尾忠則らと「サイコデリシャス」というショーを行った浜野安宏。日本のサイケの第一人者が半世紀前を振り返る。

映画上映会
略称 連続射殺魔
監督:足立正生(1969年、86分)
19歳の連続射殺犯永山則夫が見たであろう1968年ころの日本の風景を追った映画。
10月27日[土]14:00より(13:30開場予定)|11階講堂にて|
先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布)|参加無料

映画上映会
新宿泥棒日記
監督 大島渚(1969年、94分)
1968年の新宿を舞台に、主演の横尾忠則、唐十郎、俳優、学者、会社社長らが実名で登場するドキュメンタリータッチの映画。
11月4日[日]14:00より(13:30開場予定)|11階講堂にて|
先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布)|参加無料

市民美術講座
環境芸術とミニマル・アート
講師:水沼啓和(当館主任学芸員)
10月13日[土]14:00より(13:30開場予定)
11階講堂にて|先着150名|聴講無料

アンダーグラウンドとサイケデリック
講師:水沼啓和(当館主任学芸員)
11月10日[土]14:00より(13:30開場予定)
11階講堂にて|先着150名|聴講無料

ギャラリートーク
担当学芸員による:
9月19日[水]14:00より
ボランティアスタッフによる:
会期中の毎週水曜日14:00より(9月19日をのぞく)

Access Information

千葉市美術館 チバシビジュツカン

Chiba City Museum of Art

Address
〒260-8733
千葉市中央区中央3-10-8
Website
https://www.ccma-net.jp[Open in new window]
Updated Date:2018.11.6
Created Date:2018.11.6

pagetop

pagetop