More

We use some essential cookies to make this website work. We'd like to set other cookies to remember your settings, measure website use and inform our marketing. We also use content from other sites in our pages, and those sites may also set cookies. More information can be found in our cookies policy.

ID:28309

開館記念特別展Ⅳ 生誕120年 奥村土牛展

Venue

山種美術館

YAMATANE MUSEUM OF ART

Period

April 3 (Sat), 2010 ~ May 23 (Sun), 2010

Exhibition Outline

開館記念特別展Ⅳ 生誕120年 奥村土牛展 カイカンキネントクベツテン4 セイタン120ネン オクムラトギュウテン

「私はこれから死ぬまで、初心を忘れず、拙くとも生きた絵が描きたい。むずかしいことではあるが、それが念願であり、生きがいだと思っている。芸術に完成はあり得ない。要はどこまで大きく未完成で終わるかである。」――85歳のとき、自著『牛のあゆみ』の中でこう語った土牛は、1889(明治22)年2月、東京・京橋に生まれ、16歳で梶田半古塾に入門して画業の道へと進みます。院展を活動の中心とし、横山大観、小林古径、速水御舟などから多くを学びながらも、土牛自身は「東洋画と西洋画」、「写実と印象」、「線と面」、「色彩と墨」、「立体と平面」という、相反する要素の間で試行錯誤を重ね、両者が融合した独自の芸術世界を築き上げました。土牛の院展初入選は38歳と遅咲きでしたが、その雅号の由来である「土牛石田を耕す」の詩句のとおり粘り強く努力を続けました。101歳で天寿をまっとうする直前まで絵筆を持ち続けたという画家魂には目をみはるものがあります。
代表作と言われる《鳴門》(1959年、70歳作)や《醍醐》(1972年、83歳作)にも見られるような、対象を見つめる真摯なまなざし、絵の具を丁寧に塗り重ねて生み出された「コク」にこだわった深い色彩、そして画家自身の心の清らかさや優しさのこもった作風こそが、画家の誕生から120年がたった現代においてもなお、多くの人々の心に感動を与え続けている所以でしょう。
山種美術館では、本画・素描・書を合わせて135点の土牛作品を蒐集し、戦後の秋の院展出品作品のほとんどを所蔵しています。日本国内外でも屈指の「土牛コレクション」といわれる館所蔵の土牛作品から、院展出品作を中心とした約50-60点(点数未確定)を選りすぐり、土牛の画業とその芸術の粋をご紹介いたします。

Organizer
山種美術館、日本経済新聞社
Closing Days
月曜日(但し、5/3-5は開館、翌5/6(木)休館)
Admission (tax included)
一般1200円(1000円)・大高生900円(800)円・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体および前売り料金
Exhibition Website
http://www.yamatane-museum.or.jp[Open in new window]
Exhibition Inquiries
03-3239-5911

Access Information

山種美術館 ヤマタネビジュツカン

YAMATANE MUSEUM OF ART

Address
〒150-0012
渋谷区広尾3-12-36
Website
https://www.yamatane-museum.jp/[Open in new window]
Updated Date:2010.6.1
Created Date:1999.3.31

pagetop

pagetop