文化庁メディア芸術祭10周年企画展
「日本の表現力」

展覧会概要

新しい表現領域であるメディア芸術の振興を目的とした「文化庁メディア芸術祭」。1997年の開催から今年で10年目を数えます。文化庁とCG-ARTS協会は10周年を記念した企画展『日本の表現力』を開催します。
デジタルアートからゲーム、ロボット、アニメ、マンガにまで広がる「日本のメディア芸術を」、現在・過去・未来の3つの視点から『日本の表現力』をテーマにそのパワーの源を紹介します。
「日本のメディア芸術1950-2006」では1950年から現在までの日本のメディア芸術の軌跡を「文化庁メディア芸術祭」の歴代受賞作品とWebアンケートと専門家投票によって選出された「日本のメディア芸術100選」を中心に展示。
1950年から現在に至る、アート、エンターテイメント、アニメーション、マンガの軌跡を時代背景と共に紹介します。

会 期 平成19(2007)年1月21日(日)〜2月4日(日)
主 催 国立新美術館
文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・CG-ARTS協会)
協 力 国立新美術館 展示室2A、2B(2,000㎡)
観覧料:無料

「表現の源流」では江戸から縄文時代にまで遡り、現在の日本のメディア芸術につながる"表現の源流"を探る試みです。今や世界に発信されるようになった日本の「マンガ」「アニメーション」「ロボット」「フィギュア」「ゲーム」。これらの"ジャパニーズコンテンツ"に受け継がれる日本古来の表現文化を紹介します。
「未来への可能」では科学技術やメディアと共に進化し、様々な分野や文化と共に融合しながら新しい可能性を切り拓く日本のメディア芸術の未来を展望します。作品を「かんじる」「つながる」「うごく」「かたちとしかけ」の4つのテーマからセレクトし、日本のメディア芸術の広がりと可能性を紹介します。
メイン展示のほかにも、「日本の表現力」をテーマに会場からライブで発信される日本のメディア芸術の今が体感できる様々なイベントを開催します。
日本のメディア芸術を代表するトップアーティストが一堂に会する『シンポジウム』、最先端技術とメディア芸術が出会う『ライブパフォーマンス』、様々なジャンルのトップクリエーターが「日本の表現力」について語りあう『トークセッション』、メディア芸術祭、アニメーション部門の歴代受賞作品や日本メディア芸術100選で選ばれた映像作品を上映する『特設シアター』など、会場でしか観られない、聞けない、体験できない特別企画です。