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建築の紹介
施設概要
国立新美術館は、延べ14,000m2の展示スペース(1,000m2の展示室10室、2,000m2の企画展示室2室)、アートライブラリー、講堂、研修室等を有するほか、レストラン、カフェ、ミュージアムショップ等の付属施設の充実も図っています。
外観は、前面を覆うガラスカーテンウォールが、波のようにうねる美しい曲線を描いています。このガラスカーテンウォール越しに、青山公園など周辺の緑地にとけこむように植栽された庭園の眺めを楽しむことができます。
このほか、免震装置による地震・安全対策、雨水の再利用や地下自然換気による省エネ・省資源対策、車いす仕様のエレベーターによるバリアフリーへの対応、さらには地下鉄乃木坂駅に直結する連絡通路など、様々な機能性を追求した施設づくりとなっています。
建築概要
- 設計
- 黒川紀章・日本設計共同体
- 事業主体
- 文化庁
- 施工期間
- 平成14(2002)年9月〜平成18(2006)年5月
- 敷地面積
- 約30,000m2
- 建築面積
- 約12,500m2
- 延床面積
- 約48,000m2
- 天井高
- 5m(展示室1A〜1D、2A〜2D、3A、3B、企画展示室1E)
8m(企画展示室2E) - 床耐荷重
- 1.2t/m2(展示室2A〜2D、3A、3B、企画展示室2E)
1.5t/m2(展示室1A〜1D、企画展示室1E)
フロアー構成(地上4階、地下1階)
- 4F
- 事務室
- 3F
- 展示室3A、3B 講堂(約300人) 研修室3室(各室約30人) アートライブラリー レストラン
- 2F
- 企画展示室2E 展示室2A、2B、2C、2D カフェ
- 1F
- 企画展示室1E 展示室1A、1B、1C、1D 野外展示場 カフェ
- B1F
- ミュージアムショップ カフェ
建築のコンセプト 設計者 黒川紀章氏より
国立新美術館は、世界でも有数の企画展示室・公募展示室をあわせ持つ美術館である。10を超える展覧会が同時並行で開催できるよう、作品搬出入は、あらゆる意味で機能性を重視している。他方で、エントランスロビーのアトリウムは21.6mの天井高で、透明で大波のようにうねる外壁面が特色である。日射熱・紫外線をカットする省エネ設計でありながら、周囲の森と共生する建築である。いつも人々が訪れ、レストラン、カフェ、ミュージアムショップが、新しい東京の芸術文化のサロンとなることを願っている。
黒川紀章氏プロフィール
- 黒川 紀章 Kisho Kurokawa
建築家、日本芸術院会員 - 1957年京都大学卒業。1964年東京大学大学院博士課程修了。フランス政府公認建築家、アメリカ建築家協会名誉会員、英国王立建築家協会名誉会員及び国際フェロー、ドイツ建築家協会名誉会員、日本景観学会会長。主な受賞にフィンランド政府獅子勲章、フランス政府芸術文化勲章、東京都民文化栄誉賞、日本建築学会賞、毎日芸術賞、日本芸術院賞、フランス建築アカデミーゴールドメダル、国際都市賞など。
主な作品に、カザフスタン新首都マスタープラン、中国鄭洲新都市(150万人)、クアラルンプール新国際空港、ゴッホ美術館新館など。
40年前から提唱している「共生」は、時代のキーワードとなり、著書「新・共生の思想」英語版とドイツ版は、海外でも大きな反響。
別館1階展示室の開室について
9月6日(木)から、別館1階展示コーナーを以下のとおり開室します。
- 開室日時:
- 毎週木曜日、金曜日 13:00〜17:00
(木曜日、金曜日が祝祭日にあたる場合、および12月25日〜1月8日は休室) - 観覧料:
- 無料
- 展示内容:
- 別館(旧陸軍歩兵第三聯隊、近衛歩兵第五聯隊、近衛歩兵第七聯隊兵舎の一部)に関連する資料(兵舎時代の写真、図面、模型、調査報告書、記録映像)
別館入口
国立美術館では"初" 国立新美術館に「優マーク」の交付
当館では、平成19年9月20日に麻布消防署(德留壽一署長)より、国立美術館としては初めて「優良防火対象物認定」の通知を受けました。
この認定制度は、平成13年歌舞伎町ビル火災以降、建物の防火安全に関する情報提供として、平成18年10月に開始した火災予防条例に基づく「優良防火対象物認定制度(優マーク)」によるもので、東京消防庁が施設上の安全のみならず、建物関係者が行った防火安全対策の向上に係る自主的・意欲的な取り組みなどを評価し、防火安全性の高い優良な建物へ誘導するとともに、その結果を防火安全情報として利用者に提供することにより安全・安心を確保することを目的としており、都内では約400カ所が認定を受けています。
当館では、今後とも来館者の皆様に安心して作品を鑑賞していただけるよう、防火安全対策に努めて参ります。